もう待ったなし!建設キャリアアップシステム(CCUS)登録は建設業の“新常識”

もう待ったなし!建設キャリアアップシステム(CCUS)登録は建設業の“新常識” 中小事業主マガジン

この記事はこんな人にオススメ

  • 建設業で中小事業主や職人として働いている方
  • 元請や発注者から「建設キャリアアップシステム(CCUS)登録」を求められて困っている方
  • 公共工事や大手ゼネコンとの取引を増やしたい方
はじめに

先日のマガジン「「労災×建設キャリアアップシステム(CCUS)」で安心倍増!リスク対策はこれで完璧」では、労災保険の特別加入と建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録の必要性をお伝えしました。

今回は、「建設キャリアアップシステム(CCUS)」にフォーカスしてお話していきます。

国土交通省や建設業界団体が一体となって推進しているこの仕組みは、今後、建設業界にとって “登録しているのが当たり前” という存在になっていきます。

この記事では、なぜ今建設キャリアアップシステム(CCUS)登録が必要なのかをわかりやすく解説していきますね。

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建設キャリアアップシステム(CCUS)とは?

建設キャリアアップシステム(CCUS)は、建設業に従事する技能者一人ひとりの技能や経験を“見える化”する仕組みです。

これまで「経験年数」や「口頭での実績」でしか伝えられなかったスキルを、客観的にデータで示せるようになります。

  • 事業者登録:会社や中小事業主、一人親方が対象。現場管理体制や所属技能者の情報を登録。
  • 技能者登録:現場で仕事をする人が対象。学歴・資格・現場経験などを登録して、経歴をデータ化。
  • 建設キャリアアップカード:登録した技能者に発行されるICカード。現場の入退場管理やキャリア証明に活用。

この仕組みによって、建設業界全体の透明性や信頼性が高まることが期待されています。

なぜ「今」登録が必要なのか

公共工事での必須化が迫っている

国は2026年以降、公共工事の現場で建設キャリアアップシステム(CCUS)を原則必須化する方針を発表しています。これにより、「登録していないと仕事ができない現場」が増えるのは確実です。

元請からの要請が増えている

すでに大手ゼネコンや元請企業の多くが、下請や一人親方に対して建設キャリアアップシステム(CCUS)登録を条件化 し始めています。
「登録していないと、仕事を受けられない」というお声もよく聞きます。

技能の評価・処遇改善につながる

建設キャリアアップシステム(CCUS)では技能や経験が数値化されるため、スキルに応じた適切な評価が可能になります。その結果、賃金や待遇が改善されやすくなると期待されています。

業界全体の信頼性向上

技能評価の基準が統一されることで、若手の育成や人材確保にもプラスの効果があります。建設業の将来を支えるために、国が本気で推進しているのです。

 登録によるメリット(技能者・事業者それぞれ)

事業者(中小事業主・会社)のメリット

  • 元請や協力会社からの信頼度が向上する。
  • 現場管理が効率化し、勤怠や安全管理もスムーズに。
  • 公共工事や大規模案件に参入しやすくなる。

技能者(職人・一人親方)のメリット

  • 自分のスキルやキャリアが客観的に証明できる。
  • 現場での入退場がカードで簡単に管理される。
  • 将来的に昇給や待遇改善につながりやすい。

よくある質問

Q:登録しないと仕事ができなくなるの?
A:すぐにすべての現場がそうなるわけではありませんが、今後は未登録では不利になる可能性が高まります

Q:登録には費用がかかるの?
A:はい、所定の手数料が必要です。しかし、長期的には処遇改善や仕事獲得につながる投資と考えられます。

Q:一人親方から中小事業主に変わった新規登録が必要?
A:建設キャリアアップシステム(CCUS)の新規登録は1回だけです。変更が生じた方は、登録した内容を変更する手続きが必要となります。

まとめ

建設キャリアアップシステム(CCUS)は、建設業界でこれから欠かせない仕組みです。

登録しておくことで、仕事の幅が広がり、処遇改善のチャンスも得られます
「まだ先のことだから…」と後回しにせず、早めに制度を理解して活用することが大切です。

お困りごとは、RJCグループの「建設キャリアアップ登録センター」にお任せください。

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ご注意:この記事は2025年9月30日時点の情報に基づいて書かれています。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。
監修者の紹介

林満

元厚生労働省 厚生労働事務官

厚生労働大臣認可 愛知労働局長認可 建設業専門

労働保険事務組合RJC アドバイザー

林 満

はやし みつる

1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。