組合から元請工事を出すよう言われたけど・・・いくらから「元請工事」なんですか?

中小事業主マガジン

この記事はこんな人にオススメ

  • 年度更新で「元請工事はありますか?」と聞かれても、金額の基準が分からず毎年モヤっとしている建設業の社長
  • 社長から「元請工事出しといて」と言われても判断できず、不安な建設業の事務員さん
  • 保険料が上がるのが怖くて元請を出すべきか迷い、「いくらから元請?」と一度でも思ったことがある方

ネット加入は事務組合RJCしかできない!

事務組合RJCしかできません!

「ネットで加入ができる」
「ネットで見積もりができる」
「会員カードの発行がとにかく早い」

特別加入(労災保険)が必要だけど、手続きをしに行く時間がないなら、事務組合RJCに申込み。
ゼネコンが選ぶNo.1だから、間違いありません。

いくらから元請工事なんですか?

「元請工事はありますか?」

労働保険の年度更新の時期、
毎年のように聞かれるこの一言。

でも正直、
いくらから?
どこから?
小さい工事は関係ない?

そう思ったこと、ありませんか。

まず前提:元請工事の考え方

建設業の元請工事は、金額で決まりません。

判断基準はただ一つ。

👉 誰から直接、工事を請けたか

施主・発注者と直接契約(口約束含む)をしていれば、
それは元請工事です。

結論を先に言います

👉 10円でも、元請工事です。

なぜ「元請工事」を組合に出さないといけないのか

「元請工事はありますか?」と聞かれても、

  • なぜ聞かれるのか
  • 労働保険とどう関係するのか

ここが分からないままの方がほとんどです。

実は、元請工事があるかどうかは、
労働保険料の計算に直接関係
します。

元請工事があると、なぜ保険料の対象になるのか

まず大前提として、労働保険料の原則はこれです。

👉 賃金総額 × 保険料率

これは、建設業でも変わりません。

ただし、建設業には一つ大きな問題があります。


建設業は「現場ごとの賃金」を正確に出すのが難しい

建設業の元請工事では、

  • 現場ごとに人が入れ替わる
  • 下請・孫請・応援が入る
  • 日数や作業量が毎回違う

このため、

👉 「この現場で、いくら分の賃金が発生したか」
一件ずつ正確に集計するのは、難しいこともあります。

そこで使われているのが「請負金額 × 労務比率」

この問題を解決するために、建設業では、

👉 請負金額に、あらかじめ決められた「労務比率」をかけて、
賃金総額を“みなし計算”する

という方法が使われています。

つまり、

  • 工事の請負金額があり
  • その工事内容ごとに定められた労務比率をかけ
  • それを賃金総額とみなして
  • 労働保険料を算定する

という流れです。


だから元請工事の申告が必要になる

元請工事がある場合、

  • 請負金額が発生する
  • 労務比率による賃金総額の算定が必要になる
  • その結果、労働保険料の計算に反映される

という流れになります。

👉 元請工事を出さない=
保険料計算の情報が欠けてしまう

これが、組合が元請工事を必ず確認する理由です。

元請は「事故が起きたとき、保険を使う側」

もう一つ、重要な点があります。

建設現場で労災が起きた場合、

👉 その現場を統括している元請の労災保険が使われます。

だからこそ、

👉 元請は、
自分の会社の労災保険を使う立場として、
相応の保険料を負担する義務がある

ということです。

実態と違う申告は、あとで必ず問題になる

  • 調査が入った
  • 元請だったことが後から判明した
  • 過去分をさかのぼって修正になった

こうしたケースは、実際にあります。

「金額が小さいから大丈夫」
「1件だけだから平気」

👉 その判断が、あとで一番面倒になります。

「元請工事」のよくある勘違い

①「小さい工事だから元請じゃない」

半日工事、修繕、数千円工事でも
👉 元請になり得ます。

②「請求書を出していないから違う」

サービス、知り合い、未請求でも
👉 関係ありません。

③「年に1件だけだから大丈夫」

👉 1件でも元請は元請です。


迷ったら、ここだけ確認してください

  • 施主との契約(口約束含む)は誰ですか?
  • 現場の最終責任は誰ですか?

👉 自社なら、元請工事です。

建設業のことなら、建設業専門のRJCへ

建設業なんだけど、「今さら元請工事がいくらからなんて聞けない…」

そう思う内容ほど、放置は危険です。

RJCは

建設業専門で30年以上

1,500社以上の建設業者をサポート

しています!

👉 建設業のことなら、建設業専門のRJCへまずお電話ください。

ネット加入は事務組合RJCしかできない!

事務組合RJCしかできません!

「ネットで加入ができる」
「ネットで見積もりができる」
「会員カードの発行がとにかく早い」

特別加入(労災保険)が必要だけど、手続きをしに行く時間がないなら、事務組合RJCに申込み。
ゼネコンが選ぶNo.1だから、間違いありません。

ご注意:この記事は2026年1月14日時点の情報に基づいて書かれています。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。
監修者の紹介

林満

元厚生労働省 厚生労働事務官

厚生労働大臣認可 愛知労働局長認可 建設業専門

労働保険事務組合RJC アドバイザー

林 満

はやし みつる

1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。